2024年度前期 終了
タイトル | 新講座!! ⑥ 咽頭ケアにつなげる! STのための口腔ケア実力養成講座 |
開催日 |
2024年 4月28日(日)終了、5月 5日(日)終了、5月12日(日)終了 ※各回、内容は同じです |
時間・視聴方法 |
10時~12時(Zoomによるオンライン視聴) ※アーカイブ視聴はございません |
対象職種 | ST・看護師・介護士・歯科衛生士など |
講師 | 大野木宏彰(ST) |
主催 | 嚥下リハサポート |
募集人数 |
30名程度 |
受講料 | 4000円(税込) ※PayPalによるオンライン決済 or 銀行振込 |
電子カルテで情報収集していると、次のような看護師や医師の記録をよく目にします。
① 「食事開始後すぐにむせ込みあり3口で終了。誤嚥リスクが高く食事量のアップは慎重に行う必要がある」
② 「食事再開後に発熱。誤嚥性肺炎(疑)のため、本日から禁食対応に」
③ 「肺炎の状態が落ち着いてからSTに嚥下評価依頼予定」
きっとどこの病院や施設でもよくあることでしょう。しかし、嚥下リハビリに熱心に取り組まれているSTの皆さんは、「すべて食事のせい」にしてしまう風潮に疑問を抱いていると思います。
① の患者さんは、大腿骨頸部骨折術後にコロナ隔離も加わり廃用が進み、誤嚥性肺炎を発症してからST依頼があった方です。
ペーストレベルは嚥下可能なのですが、咽頭分泌物貯留が多く、食事に関係なく湿性咳嗽がみられています。湿性咳嗽に惑わされ
て食事を制限しすぎるデメリットはどうでしょうか?
② の場合、しっかり評価を行い、安全に嚥下可能なものから食事を再開後に発熱があったわけですが、その熱の原因は「食事
による誤嚥」でしょうか? 数日の絶食期間中の口腔ケアが不十分であれば、不顕性誤嚥の影響も大いに考慮すべきです。
③は②と同じで、まずは肺炎が落ち着く前からしっかり口腔ケアを行っていく必要がありますし、咽頭ケアのためにもトロミ水
程度は評価して摂取を進めたいところです。嚥下評価ができるSTならではの効果的な口腔・咽頭ケアがあるはずです。
誤嚥性肺炎の多くは夜間の唾液誤嚥が原因であるという複数の報告があるものの、残念ながら現場では誤嚥性肺炎の犯人が「食事の誤嚥」にされてしまい、禁食によって低栄養・廃用が進むという悪循環がみられています。
このセミナーでは、STが摂食嚥下リハビリをスムーズに進めるために欠かせない口腔ケアの知識とスキルをお伝えしていきます。私が実践している院内での口腔ケアの取り組みについて、用品や使用方法、症例を紹介するとともに、超便利な咀嚼・食塊形成~送り込み評価のポイントもお伝えします。
嚥下リハビリは口腔ケアに始まり、口腔ケアに終わるといっても過言ではありません。嚥下評価ができるSTならではの咽頭ケアの意識をもった口腔ケアについて学びましょう!
※「頸部聴診法」の導入編も学べます。詳しい内容については既存のセミナー①②をご受講ください。
※新講座の受講の順番は既存の①②③④の前後どちらでも大丈夫です。
1、誤嚥性肺炎の新常識
2、口腔内環境の現実・・・
3、STのための現場で役立つ口腔ケア知識
(咬合、義歯、義歯安定剤、吸引のコツなど)
4、うまい!早い!安い! 口腔ケアのおすすめ物品と使用方法
5、頸部聴診法 はじめの一歩 嚥下の良し悪しでこんなに音が違う!
6、咀嚼・食塊形成~送り込み評価のポイント
7、症例(摂食嚥下につなげる口腔ケアの実践)
●医療者側の安心のための安易な食事制限はかえって肺炎リスクに!
●口腔ケア必要度が高い患者さん
●口腔ケア向上のための物品の見直し
●効果的・効率的な口腔ケアのために〇〇〇〇がおススメ!
●嚥下音のキレ ≒ 喉頭蓋反転
●咀嚼テストの実際
●咀嚼・食塊形成~送り込みの考え方
●症例紹介 口腔ケアのビフォー→アフター、摂食状況の改善
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など、現場ですぐに役立つ口腔ケアの知識やスキルがわかりやすく学べます。
※「頸部聴診法」の導入編も学べます。詳しい内容については既存のセミナー①②をご受講ください。
※新講座の受講の順番は既存の①②③④の前後どちらでも大丈夫です。
※セミナー時間は小休憩や質疑応答も含め2時間を予定しております
※WebセミナーQ&Aをご確認の上、お申し込みください